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梅酒大会、知多市長に報告

4月9日、知多市長を訪ね、去る3月に行われた水戸梅酒大会の水戸市長賞受賞のご報告をさせていただきました。知多市では今後、佐布里地区に梅の植樹をすすめ、一万本に増やす計画があります。そんな中で、是非とも「佐布里梅」を大切にしていただきたいとお願いするのが目的で伺いました。
この「佐布里梅」、明治時代に鰐部亀吉という人が桃の木に接ぎ木して作出した梅で淡いピンクの花を咲かせます。酸味が強くて粒が小さく、(昔ながらの)梅干しには最適で、この地域の梅干し作りにはなくてはならない梅でした。残念ながら農水省で正式に認められた品種名ではありませんが、果肉に含まれる酸味がとてもいい、素晴らしい品種です。最近は南高梅のようにアンズとの掛け合わせによる酸味の少ない梅がもてはやされていて、果物全般に言えることですが、昔からの伝統的な品種が消えつつあります。しかし、その地の気候風土や土質にあった、いらぬ消毒や手間がかからない栽培しやすさとともに、その地域の食材としてなくてはならない品種がたくさんあります。問題は、こうした伝統品種が農家にとって魅力があるか、つまり、経済的に引き合うか、ということですが、短期的にみるとどこも苦戦しているのが現状です。そんな中、価値観が多様化する中で明るい兆しも見え始めていて、この「佐布里梅」もぜひその素晴らしさを知ってもらい、これからも佐布里の梅は「佐布里梅」を中心に展開していただきたいと願っています。そのためにも、農水省に正式な品種登録ができないか(こういうことは私では手に負えませんので、県とのパイプをつないで動いていただきたい)、そして{佐布里梅」の苗木の生産にも力添え頂けると嬉しいと考えています。この梅ならではの特質を生かして全国的なメジャーにならなくても、愛知の知多には「佐布里梅」あり!と言われるように及ばずながら力を注いでいきたいと思います。

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