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薫風vol.11

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春風駘蕩(シュンプウタイトウ) 澤田 薫

 のどかに吹く春風のように、何事もなくのんびりと平穏な様を表す四文字熟語です。最近、古くからの友人に私ってこんな感じの人だよと言われました。じゃあ、薫風駘蕩だね、なんて冗談を言いながら、その実、1月、2月はイベントに仕事に大忙しのシーズンでした。
 白老梅の梅の産地、知多市佐布里地区では毎年恒例の「梅祭り」が今年も盛大に開催されました。私たちも今年は初めて、売店「梅の館」主催の試飲会に呼んでいただき、白老梅のおすすめをしてきました。(写真①)生産地の梅を使っているということもあってとっても好評でした。
 また、こちらも初めてですが、大阪天満天神梅酒大会にも参加してきました。こちらのイベントは、前号にものせたように、全国から200種類以上もの梅酒が出品され、その中から今年の日本一の梅酒を決めるというコンテストです。うちも、白老梅の赤と白を出品しましたが、残念ながら入賞はできなかったです。でも、わざわざ愛知などから投票にいってくださった方もいて嬉しかったです。(写真②)
 2月にはこんな素敵な出会いもありました。北海道札幌の梅酒バー、ソウルカンパニーオーナー井原さんがなんと蔵見学に来社。こちらは、前号の白老酒季のお知らせのところにものせましたが、白老梅を一押しにオススメしてくださっているお店なのです。井原さんとは初めてお会いしましたが、若くてとっても情熱的な方でした!3/28(日)には、定期的なイベント梅酒会を、白老会ということでスペシャルにしてくださいました。話が盛り上がり私も当日参加することに。いざ、2回目の北海道へといってきます。
 最後になりましたが、蔵開放では例年以上の多くのお客様にお越しいただきました。雨予報の中、天候は、まさかの逆転晴れ。これはひとえに、準備に当日に協力をしてくださったスタッフの皆さんと、お客様の想いのおかげです。本当にありがとうございました。お酒でみんなが笑顔になれる。ニコニコが伝わって、隣の人も気がつくと笑っている。そんな蔵開放でした。幸せな顔を見せていただいて、私も元気をもらえました。言葉では言い表せないくらいの感謝の気持ちでいっぱいです。

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薫風特大号 2009年白老10大ニュース(1位~5位)

薫風特大号 
2009年白老10大ニュース(1位~5位)

1位
2年連続
全国新酒鑑評会金賞受賞!5月27日

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 (独)酒類総合研究所主催の全国新酒鑑評会において大吟醸酒が金賞をとりました。
 今年は、初の3年連続を目指します!

2位
酒蔵開放4,500人を超す来場者
2月29日・3月1日

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 昨年は両日とも天候に恵まれました。このところどちらか一日は雨だったり
(それも激しい風雨)、心がけの悪さを嘆いていましたが、いやー、昨年は良かった! 毎年多くのお客様に来ていただけて感謝の気持ちでいっぱいです。 ただ、常滑駅からの送迎バスも本数を増やしたにもかかわらず、駅の外で寒い思いをしながら長時間お待たせしました。本当に申し訳ありませんでした。今年はさらに便数を増やしますが、どちらかというとお客様の数は午後のほうがすきます。今年はさらに新企画「酒蔵弁当」始め、お花やお買い物コーナーも充実。懲りずに是非お越し下さい。

3位
東海地区を台風が襲う! 10月8日

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 知多半島を台風18号が上陸。朝の4時ごろ風がやみました。ああ無事に通って行った、たいしたことなくてよかったと思ったのが甘かった。台風の目だったのです。2,30分するとさらに強烈な風が北西から吹き付けました。いわゆる吹き返しというやつ。これで我蔵のかわらやスレートが十数か所ダメージを受けました。水タンクの屋根なども壊れて大損害でした。(写真は扉の漆喰がはがれて、鬼瓦が片方飛んでいった土蔵)

4位
なんと夏にお酒をつくっちゃいました! 8月上旬

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 初の試み、真夏にお酒を造りました。今年造ったばかりの冷蔵室の中で発酵させ、酸欠に注意しながら丁寧に造ったお酒は美味しかったけれど流通は困難でした。発泡というより“発砲”。瓶詰めするにも一苦労で、お騒がせで一件落着。本年の失敗チャレンジでした。
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5位
超新鮮 今朝しぼりを初めて発売 2月中旬

 しぼったその日の朝に瓶詰めして、その日のうちにお届けするという大胆企画。なんと言っても純米吟醸のため、ほんとはまだ味がばらばら!社長としては正直二の足を踏んでいましたが、お客様の評価は意外に高かったです。好評につき今年も発売が決まりました。

薫風特大号 2009年白老10大ニュース(6位~10位)

薫風特大号 
2009年白老10大ニュース(6位~10位)

6位
酒米作りから酒造りまでの体験実習を行いました!

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 名古屋の飲食店とそのお客様とのコラボレーション企画として、田植え、稲刈り、酒造り体験を行いました。初めての経験に私たちも勉強になりました。参加した方々も、しっかり体験してもらって、大変だったけれど、実際に体で米作り、酒造りを味わっていただけたと思います。

【田植え】
最初はどうなることかと心配しましたが、見事な手つきで田植えができました。

【稲刈り】
秋晴れのさわやかな天気に恵まれ、汗を流しました。この後の海鮮バーベキューは最高でした。

【酒造り】
日の出まもない早朝から、種麹を接種するために蒸した米を適温まで冷まします。寒い中で、手はやけどしそうなほど熱い作業。放冷機のない昔はこれが当たり前でした。

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7位
ピチピチの20歳、新入社員入社! 4月

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 白老に待望の新人が入りました。富田といいます。製造から配達までなんでもこなす期待の星。
 酒蔵開放でぜひ声をかけてください!

8位
セントレアJALさくらラウンジの
月間おすすめドリンクに白老梅。11月

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 JALのVIPしか入れないラウンジのフリードリンクで白老梅、純米大吟醸白老梅がともに期間限定で提供されました。

9位
ドイツミュンヘン空港のクリスマスプレゼント用
に当社の純米吟醸古酒「夜間飛行」が採用。12月

 セントレア空港と姉妹提携を結ぶミュンヘン空港に、白老の純米大吟醸古酒「夜間飛行」を大量に買っていただきました。なんでも空港のそばのディスコに「ナイトフライト」という店があるそうです。白老がドイツ初入国です。しかし航空運賃が高いのには驚きました。運賃も持っていただいたミュンヘン空港の皆様ありがとうございました。ミュンヘンといえばビール。ビール祭りのときに行きたいな。

10位
セントレア歌舞伎にて白老を楽しむ会を開催10月

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 セントレア空港内の日本料理歌舞伎の小林料理長と夢の初共演。いつもとは違う大きな部屋でリッチな雰囲気を楽しめました。

薫風vol.10

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2010抱負 アタマとカラダ、そしてハート。 澤田 薫

 明けましておめでとうございます。
 昨年も皆様方のご愛顧と温かいご声援のおかげで、厳しい一年を少数精鋭にて乗り切ることができました。本当に感謝しています。また、新しい試みとしてのお酒のイベントや田植え・稲刈りという行事も実現でき、変化に富んだ一年でした。今年は更なる躍進をすべく、気合十分に新しい一年がスタートいたしました。
 2010年の抱負には、最近読んだ本の中から印象に残る一節を抜粋してみました。
 「酒造りに必要なのはアタマとカラダ。さらにいいものを求めようとするハートである。」
まさに私が大事に思っていることそのものズバリ。酒造りは科学です、そして過酷な労働に耐えうる為の体づくりも欠かせません、そして誰にも負けない情熱・・・。それらが一体となりはじめて素晴らしいお酒が醸し出されるのです。そのことを忘れずに毎日着実に励んでいきたいと思います。そのうえでの蔵としての使命は、より多くの人に白老の良さを知っていただくこと、深い満足や感動を味わっていただける本物のお酒を造り続けることであり、私個人としての使命は、広い視野で日本酒全体に貢献できるような取り組みをしていくことです。白老は、今、老練なる力と若きパワーが一緒になった素晴らしいチームができています。このチームワークで新たな日本酒新時代を切り開いていきたいと思っていますので、今後ともどうぞ応援をよろしくお願いいたします。          多謝

【NEW】
 年始に東京からお客様をお迎えしました。昨年6月に銀座新富町にオープンした「ハントコカフェ」の若き経営者の久野さんお二人がわざわざご挨拶に来てくれたのです。(偶然お二人とも同姓)。ここは、和テイストで心地よく、ほっこりとお茶や知多半島の味やお酒が楽しめるお店です。こちらの男性オーナーの久野さんは、私の高校の先輩ということは知っていたのですが、実は女性店長の久野さんも、私の母校南山大学の先輩だということが今回判明しました。偶然とはいえ、同郷の先輩が頑張っているのは大変喜ばしく刺激的です。知多出身の方もそうでない方も、ぜひ一度訪れてみてくださいネ。ハントコカフェ(http://hantoco.jp)それから、だいぶ先になりますが、東京大森の「吟吟」さんでの白老の蔵会が決まりました。まだ詳細は未定ですが、6月19日(土) 20時~の予定。また翌日6月20日(日)は「蔵女性サミット」
(東京リーガロイヤルホテル)があります。詳しくは次号でお知らせができると思います。

薫風vol.9

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酒造りを志す仲間 澤田 薫

 いよいよ酒造りのシーズン、日本酒の美味しい季節の到来です!待ちに待った新酒ももうすぐ。かなり肌寒くなってきたので、お燗酒が飲みたいな~という気分になりますね♪
 わが蔵では10月19日より今年の酒造りがスタートしました。今年は20歳の新入りも迎えて心機一転、一段と気合も入っています。私も、毎日朝の蒸し米とりと夕方の作業を手伝うので休みなしのライフスタイルに切り替わります。
 さて今回は、研修等で出会ったよその酒蔵で働く同世代の仲間たちのことを書いてみようと思います。彼らからは本当に良い刺激をもらいますし、同業者なのにかっこいい生き方してるな、といつも尊敬しています。
 ある時飲んだ酒に感銘を受けてその杜氏の下で働きたいと志願した者、いつかは酒米から育てて自分の酒を造りたいと頑張る者、自分で蔵人を集めて酒造りに臨む若手杜氏、一人前の杜氏になる為にいくつもの蔵で働くと決意する者、男性に混じって寝泊りした経験ももつ女性技術者などなど。それぞれが自分なりの決意や思いをもって真剣に熱く酒造りに携わっています。先日ある友人がこうもらしていました。「いよいよノンストップのはじまりです。好きでやってるくせにちょっぴり嫌です。」それもそのはず、シーズンが始まってしまえば春まで休みはないのですからブルーにならないわけはない。でも、夏場に一生懸命勉強したり、パソコンを駆使してデータを作ったり。そんな努力が冬場の原動力になるんだなと思います。私も、全国各地に同じように酒造りを志す仲間がいると思うとこれからも頑張れそうな気がします。みなさんも、日本酒を飲む時に、そんな若者たちのことをちらっとでも思っていただけたら幸いです。

多謝

薫風vol.8

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夏蔵のお仕事 澤田 薫

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 すっかり秋めいてきましたが、皆様おかわりありませんか?
 さて、今回は夏場の蔵のお仕事について書いてみます。今年の夏は、去年ほどのような猛暑日が少なかったお陰でいろいろな作業がはかどりました。
 私が今年初めて経験した仕事は、タンクのペンキ塗りと木の道具の柿渋塗りです。今年は異常な長梅雨の為か、蔵の中の木のはしごにカビが大量発生。そこで、お盆過ぎにはしごを全部外にだし、念入りに洗浄して日干ししてから柿渋を塗りました。柿渋は、ご存知の方はよくわかるのですが、とても臭くてふなずしのような強烈な臭いがします。一日中作業しようものなら、髪の毛や体に染み付いて臭くてたまらなくなるのが、難点ではありますが、塗り終えて日干ししたものはとってもいい風合いに茶色に染まるのです。日にあてればあてるほど色が濃くなります。こうすることで、道具も長持ちしカビも防ぐそうです。最近ではお洒落な柿渋染めの小物やカバンなどを見る機会も多いですが、何でも、昔から着物の雨よけや傘にも使われてきたらしいです。昔からの日本人の知恵ってすごいですよね。いかにも酒蔵らしいお仕事の一つです。また、井戸場タンクのペンキの塗り替えもしました。
 何が大変かというと、サンダーやヤスリで錆を落とすのが一手間なんですね。そこまでできてしまえば、あとは意外にも早かったです。今年の夏はひたすら、塗って塗って♪という感じでしたが、けっこう楽しかったので、来年もまた頑張って塗ろうと思います。
 さあ、もうすぐ酒造りの本格的シーズンも到来します。今年も蔵人一同気合いをいれて美味しいお酒を造りますので、皆様ぜひ白老を応援していて下さい!  多謝

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薫風vol.7

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修行再び! 広島での研修と初めての田植え 澤田 薫

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 みなさん、こんにちは。私は、今、酒造りの講習を受けに広島県の酒類総合研究所に来ています。去年もこの時期には、東京での講習に参加しましたが、今回はその上級コース。一ヶ月という期間内に、テーマ毎の酒造りをします。ここで仕込む量は、通常の仕込みから比べると非常に小さなスケールですが、配合から温度経過まですべてを自分たちで決めなくてはならないので、経験が足りない私にはついていくのが大変です。ただ、女性も2人いるので心強く、講習生の持ち寄るお酒を飲んで語り合い楽しい時間も過ごせます。

 先日は、観光に出かけた宮島でこんなおもしろい出来事もありました。なんとお土産屋さんの一つで、白老の古い藍染の前掛けで作られたバッグを発見したのです!まさか、この広島で、白老に出会うとは。もしかして以前来ていた広島杜氏が持ち帰ったのかもしれません。購入はしなかったので、どなたか、宮島へ観光の際はぜひ探してみませんか?

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 ところで、5月末には初めて田植えの体験をしました。自社の田に植える若水のほんの一部だけ手植えをしたのです。生まれて初めての田植えで、真直ぐに植えるのは大変難しかったのですが、やはり実際に自分で植えると、今後の稲の成長がとても気になりますし、周囲のゴミにも目が向くようになります。白老のお酒になるお米はこうやって作られています、と自信を持って話すことができるように、今後も勉強していくつもりです。 多 謝

薫風vol.6

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寒い冬も終わり、
春生まれの私の大好きな季節がやってきました。
 澤田 薫

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 今年の酒蔵開放は天候の味方もあって、例年以上の大盛況。ご来場いただいた皆様、有形無形の応援を頂いた皆様、本当にありがとうございました。特に今年は新聞に何度も載せて頂いたので、試飲コーナーにいると「6代目」として声をかけて頂く事が多かったのが印象的でした。中には、私のことを社長に就任したと勘違いしている方もみえましたが、お間違いなく!まだ、5代目社長は頑張っておりますから(笑)。それにしても、こんなにも多くの方から温かい声援とパワーをもらえる私はとても幸せです。改めて、酒蔵に生まれたことを感謝せずにはいられません。
 さて、今年は新しいチャレンジの年です!兼ねてより実現させたかった企画が初めて現実のものとなります。3月末と4月の頭に、私が企画する日本酒の会が名古屋であります。これは、新しい若い世代にも日本酒の楽しさを広めたいということをテーマに行われるものです。初回はなんと、チーズと日本酒とイタリアンのコラボレーション。はてさて、どんな会になるでしょうか。今から楽しみです。イベント報告は別の機会でしますね。薫風ブログはじめました。筆不精ですが、よかったらのぞいてみてください。  多謝

薫風ブログ http://hakurou.blog.ocn.ne.jp/

薫風vol.5

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新春に思う「エコ」なこと・・・ 澤田 薫

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 新酒が、順調に次々としぼられていきます。新酒粕も好評発売中です。それにしても、日本酒ってお米の糠から副産物の酒粕にいたるまで捨てるところのない「エコ」なお酒だと思います。酒粕には、タンパク質や各種のビタミンが含まれ栄養価が高く、風邪予防にも最適、何より美味しいですよね。甘酒・粕汁・そのまま焼いて・・・などなど皆さんもお気に入りのレシピがきっとあるかと思います。私は、昔、甘酒が苦手だったのですが、今では蔵で冷えた体を癒してくれるので大好きになりました。蔵開放でも、甘酒のふるまいは毎年好評です。今年も甘酒作りの大ベテランが腕をふるいますよ!
 ところで、エコなのは日本酒だけではありません。白老そのものの風土も大変エコなのです。うちの蔵では、昔から道具は何でも自分たちで手作りしてきました。壊れたら修理する、布きれに穴があいたら繕う、一度使わなくなった道具も、バラして違うものに使ったり、とにかく使いまわします。白老の従業員には、大工仕事や裁縫が得意な人がたくさんいますので、私は学ぶことがたくさんあります。確かに、現代は物があふれている時代ですから、いらないものはすぐに捨てるという考えが浸透していると思います。しかし、それとは逆に、作ったり、修理したりする技術はなかなか受け継がれません。蔵に戻ってきて私は、「エコ」って自分で「作り出す」能力が大切なんだなと実感する毎日です。整理整頓と同時に、今一度、捨てずに物を大事にする生活も真剣に考えたいと思います。
 皆様、今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
 健康と美肌は、一日一杯の日本酒から(^-^)   多謝

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■材料
蔵人だけしか飲めぬ酒…90~120ml
ココナッツリキュール…少々
ココアパウダー…
■作り方
レンジOKのグラスのふちにココアパウダーをつけ、お酒を注ぎ、ココナッツリキュールを適量加え、レンジで温めるだけ。お酒が苦手な人にも飲みやすい甘くておいしいカクテルのでき上がり。

薫風vol.4

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濃密!な10月を終えて ~官能評価講習と吟吟蔵会~ 澤田 薫

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 毎年の事なのですが、10月は試飲会やイベントが重なり、白老はとても忙しくなります。そんな中、さらに私は東京の酒類総合研究所での研修に出掛けてしまったので、とっても密度の濃い10月となりました。
 今回の研修テーマは、「官能評価」です。お酒の「官能評価」とは、要するに「きき酒」のこと。お酒の香味を分析評価し、製造や販売に役立てる為に重要な能力です。よくお酒業界の人が、お酒を口に含む時に「ズルズルッ」としていますが、まさにそれを1日に60点以上やってきました。日本酒には、様々な香気成分があり、中にはリンゴやバナナのような香りや、セメダインのようなにおい、カラメルの様なにおいをもつものがあります。これらの香りや味を訓練で覚え、アウトプットできるようにするという、内容の濃い4日間で、とても疲れましたが、以前よりもきき酒能力はぐんと向上したと思います。
 また、せっかく東京に来ているので、白老を扱って下さっている料飲店さんを2軒程回りました。一軒目は、恵比寿にある「味彩」さん。知多半島出身の若いご主人が腕をふるう和食のお店。おまかせで酒好き垂涎の肴を堪能しました。知多半島産の魚や椎茸も取り寄せているので、白老との相性は抜群です!2軒目は、今回の東京出張の第二の目的でもある大森の「吟吟」さん。都内で唯一「白老梅」が飲めるお店です。こちらのお店では、毎月2回ほどのペースで「蔵元を囲む会」を実施されており、今回初めて白老の会を開催して頂いたのです。素敵なお客様とお店の方々のご協力のおかげで和やかで楽しい一夜を過ごす事ができました。今回は無理を言って、お料理に地元の調味料(酒・醤油・味噌・お酢・塩)を使用してもらったので白老とよく合ったのは言うまでもありません。(なんといっても知多半島は醸造半島ですからね)鮮度抜群で創意工夫に富んだお料理は、本当に美味しそうでした。聞くところによると、この蔵会はとても人気があるので予約しないと行けないそう。若い女性も多くてとてもいい雰囲気でしたよ。日本酒復権の手がかりは、やはり「酒・料理・処」にあるようです…。地道ではありますが、今後も白老は、熱い思いを持った料飲店さんとのコラボレーションを続けて参いりたいと切に願っています。  多 謝

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